忍者ブログ
スキビ二次小説ブログ「唐紅」でいただいたコメントのお返事、更新情報、管理人の近況などを書いています。尚、お名前の敬称についてですが「さん」で統一させていただいています。管理人に対しても気軽に呼んでやってくださいv
カテゴリー
* お返事(140) * お返事・小ネタ(2) * 更新情報(92) * 更新情報・小ネタ(2) * 小ネタ(3) * バトン(1) * 管理人のつぶやき(16)
  プロフィール
HN:
性別:
女性
  カウンター
  ブログ内検索
[49] [48] [47] [46] [45] [44] [43] [42] [41] [40] [39]
2024/09/22 (Sun)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2008/05/06 (Tue)
短編のつもりで書いた「エノコロ草」ですが、「続き書いていいよー」とのお言葉に甘えて書き始めたら止まらなくなり、更には続編まで追加して、思いがけず長期の連載となりました。いつから始めたんだっけ?と確認してみたところ11月……半年前。そんなに長くかかったのかと呆然としました、ホントに。
お付き合いいただいた皆様、ありがとうございました!

拍手メッセのお返事は今日は間に合いそうにないので、明日の夜にさせて頂きます<(_ _)>


続きにて、色々と作品語りをば……

「エノコロ草」は、元々貴島というキャラが暴走したために長くなった連載なのですが、正直なところ本編の方は既に記憶の彼方です。と言うのも、こっちの話は予定より話数こそ延びたものの、ストーリーのプロットはできていて、それをキャラ視点で振り分けて進めれば良かったので、それほど苦労はしなかったんですね。
悪戦苦闘したのは「一歩」の方でした。何度となくこちらのブログでも呟いてきましたが、本当におまけ話のつもりで書いたために全くその後の展開など考えていなかったんです。でもこれ、後で自分で読み返してみたら、確かにおまけの一話で終わらせたら気になるよなぁと少々反省したりして。
タイトルにある通り、「一歩」から踏み出し過ぎないように、それでいてはっきりとした進展もさせなければと、本当に試行錯誤しながらの連載で、蓮と同じ目線で駆け引きをしまくっていました。どうしたら彼女は振り向くのか、言葉に耳を傾けてくれるのかと。
「エノコロ草」の蓮はとにかく余裕がないんです。バリバリ嫉妬しまくりで、キョーコちゃんが自分を想ってくれているらしいと気付いてからは、それを頼りに自制心を保っている状態。「今の自分では無理だ」と思っていた恋の成就がもしかしたら実現するかもしれないと、そう知った途端、その夢が崩れる事を恐れてしまったんですね。で、それまで以上にキョーコちゃんに固執して、彼女が自分以外を見る素振りを見せようものなら、感情が揺さぶられて踏み込みすぎるぐらいの行動に出てしまう。そんな蓮にブレーキをかけながら、キョーコの心も動かそうとあの手この手で迫るという……書いている私も余裕がなかったかもしれません。
キョーコちゃんの受け答えに関しては、何も考えずにパッと出てくるんですよ。逃げて逃げて逃げまくる。曲解する、思考を閉ざす……「もうどうしてくれようか、この娘」状態です。それでもなんとか振り向いてくれないかと二人の関係の変化などを語らせてもダメ。根本的なところで納得してくれない。
何がいけないんだろうと考えに考えて、その末に「そうだったのか!」と気付いた答えが、今回の最終話です。
「未来への一歩」の最終目的はキョーコが蓮の想いを受け止めることと決めていたので、そういう意味ではラストは最初から決まっていました。愛されることに鈍感な彼女がそれを受け入れることによって、二人の恋は始まるのではないかなと……一歩が踏み出せるのではないかなと考えていましたので。
多分、物足りなさを覚える方もいらっしゃるだろうなとは思います。それを念頭に入れてもやはり、二人の一歩はこんなささやかな、ごく当たり前の心の通い合いから始まるのがお似合いかなと感じて、これで締めとさせていただきました。
長々と行ったり来たりの心理戦にお付き合いいただいて、本当にありがとうございました。

今後の予定としては、しばらくはのんびり短編でも書いて、その後に尚が絡んでくる連載を始めようかなと思っています。これからも宜しくお願いします!

……あ、「待宵草」もポツポツと書いていきたいです。これも「エノコロ」派生だから完全には終わってないのかしら……(汗
PR
忍者ブログ [PR]

* ILLUSTRATION BY nyao *